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株式会社 KIRecub(きりかぶ)を設立いたしました。
2024.11.21
大学3回生の頃に経験したアントレプレナープログラム。
そこから頭の片隅にあった、「起業」という言葉。
地域に根付いた事業で起業をすると決意し、あれから15年。
2024年8月8日(木)大安吉日、葉っぱの日に『株式会社KIRecub』(きりかぶ)を設立しました。
屋号の由来は、
『KI』は立木
『Re』は再生
『cub』は未熟な
自分達はまだまだ小さい存在ですが、いずれ立派な立木の様に、苗木と一緒に根を張り、育っていくという想いを込めました。
振り返ると9年間のサラリーマン生活では、仕事の辛さ以上に楽しさ、やりがい、素敵な出逢いあり。
コロナ禍に長女が生まれことで生活が一変。
祖母の暮らす梼原町へ孫ターン移住を決断、そして脱サラ。
移住先の仕事、ゆすはら地域おこし協力隊では、大好きな梼原町の森林を守るため、前職とは全く畑違いの林業の世界に飛び込みました。
始めはフラフラしながら重たいチェーンソーや燃料を担ぎ、息切れしながらも慣れない林道を登る。林業の親方には厳しくも、ときには優しくご指導いただき、今では急斜面での作業や擦り傷もなんのその。
また森林づくり課をはじめ梼原町役場の方々の手厚いサポートに何度助けられたことか。
そして全国各地、様々な業種の森林環境先進企業の皆様との出会いは、自分に新たな林業の可能性とチャレンジを与えてくれるきっかけとなりました。
企業の皆様と臆せずに対話できたのは間違いなく、前職の経験のお陰です。
それから協力隊期間中に仲間と共に活動外で立ち上げた
『任意団体KIRecub』→『KIRecub有限責任事業組合』では、木を植えて育てる造林・育林を基軸に、林業×⚪︎⚪︎による異業種とのコラボレーションで、森林と人を繋ぐ架け橋となり、従来の林業のイメージにとらわれない新しい働き方を目指してきました。
そのこともあってかKIRecubでは、企業・団体の皆様からご支援いただきながら、林業×香り、林業×観光、林業×教育など幅広い分野で活動を行なえています。
前職のときより確実に背負うものは増えましたが、協力隊・KIRecubでの仕事が楽しく、充実してワクワクした毎日を過ごすことができているのも沢山の方々に支えられているお陰です。
関係者の皆様、誠にありがとうございました!
協力隊の任期三年まで、残り約1ヶ月、(株)KIRecubの本格的な事業開始は10月からで、また新たなスタートラインに立ちます。
「森林の未来は人の未来」
森林づくりのように5年、10年、30年、50年、やがて100年と続く、会社を目指して。
株式会社KIRecub
代表取締役社長 下村 智也