
Topicsお知らせ
入野小学校 体験植樹
2025.02.21

黒潮町入野海岸で、入野小学校の5年生の子どもたちと一緒にクロマツの植樹を行いました。これは、水源林育成士としての活動の一環で、海岸の防風林を育てる大切な取り組みです。
この日、子どもたちは紙芝居を使った森林の勉強を通して、山や自然の大切さについて学びました。その後、みんなでたくさんの苗を植え、新しい入野松原をつくる第一歩を踏み出しました。未来の豊かな自然を守るために、小さな手でしっかりと植えられたクロマツが大きく育つのが楽しみですね。
ちなみに海岸沿いの防風林は、強風を和らげるだけでなく、飛砂や飛塩を防ぐ重要な役割を果たします。通常の植物は塩分に弱く、海水がかかると枯れてしまいますが、松は塩害に強く、風にも柔軟に耐えられるため、防風林に最適な樹木です。また、防風林は津波の勢いを抑えたり、砂浜の浸食を防いだりする効果もあります。黒潮町ではこうした自然の力を活かしながら、地域の環境を守る取り組みが続けられています。今回の植樹が、未来の防風林を育て、地域の自然環境を守る大きな一歩となることを願っています。